代理店ビジネスという形態

「代理店」という言葉は古くからある言い方です。
生命保険などサービスの代理店から、今では携帯電話ショップなどモノまで含めて様々な商材を扱った代理店が展開しています。
代理店という販売形態を保険会社やメーカーが採用する理由、そして代理店を開業したいという個人や法人のニーズ、代理店募集についてご説明しようと思います。

代理店募集のニーズ

優れた商品を開発する力はあるけれど、営業力が弱い新興メーカー、あるいは販売コストを極力抑えたい、というのが代理店募集のニーズになります。
営業マンを育成するコスト、人の管理、在庫管理などモノやサービスの販売にはコストが掛かります。
そのコストを代理店に委託することで、新商品開発や製造といった本業に資本・経営資源を集中させるのが狙いです。
販売コストの圧縮が代理店募集の最大のメリットとなります。

代理店開業のニーズ

一方、代理店を委託される側(個人・法人)にもニーズ(メリット)があります。
メーカーやサービスを開発した会社のブランド力を独占的に使用出来る。
販売のみに専念する事でサイドビジネスとしても営業が可能。
初期コストを抑えた開業も可能、といった点がメリットになります。

代理店参入で押さえるべきポイントとは?

こうした代理店ビジネスに参入するにも、あるポイントを押さえる必要があります。
代理店に限らず、販売には商材(サービス・モノ)、商圏、市場の将来性の3つのポイントを押さえなければなりません。
似た商材が市場に既にあるかという事は、他社との販売競争に勝算がなければなりません。
市場に初めて投入される商材であれば、顧客(エンドユーザ)の目を惹きファーストペンギンとなれるでしょう。

商圏についても同様です。モノを販売する場合、代理店を開業する地域に商材に対する潜在ニーズがあるか、事前の調査が欠かせません。
商材にポテンシャルがあっても、それが将来に渡って拡大を続ける商材かの見極めも必要になります。
同じ商圏に似たようなサービス・モノがあれば、高品質で低価格な方へ顧客は流れて行きます。

市場の将来性にも注目が必要です。
代理店開業直後は販路が拡大して売上も右肩上がり。
一定期間が過ぎて市場が飽和状態になってしまえば、売上は頭打ちとなり事業は安定期から衰退期へと退行します。
代理店経営者としては、衰退期になる前に新しい商材の投入を本部へ依頼するか、新事業への転換も視野に入れなければなりません。

代理店開業への道は、独立した経営者への道でもあります。
本部の指導を待つだけでなく、市場の見込みを誤らず能動的な販路開拓は欠かせません。
代理店参入には、情報収集と的確な判断力が必要なのです。